家庭菜園ガイド
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家庭で育てるおすすめ野菜や、家庭菜園のコツをご紹介。
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ミズナ(プランター栽培)
【ミズナ】葉茎菜類 アブラナ科
水菜は別名“京菜”とも呼ばれ、京都で古くから栽培されていた京野菜です。しゃきしゃきした歯切れのよさと煮崩れしないのが特徴。昔から浅漬けや鍋物などに使われていましたが、近頃はサラダとして生食も増え、海外での人気も出てきた野菜です。プランターを使えば小株のものを30日ほどで収穫出来るので、家庭で食べる分をとっても気軽に栽培できます。家の中で栽培すれば観葉植物のように育てる楽しみもあり、お子様と一緒に育てるのも面白いかもしれません。
プランターでつくります!
栽培スケジュール | 種まき(播種)2月下旬~11月が一般的(生育適温は10~25℃)室内もしくは軒下などでプランター栽培する場合は、温度調整がしやすいのでほぼ周年種まきが出来ます。 収穫:種まきから約30日後 |
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育ててみたい種類 | 京みぞれ(2月下旬~7月の種まき) 博多千緑水菜(8月~11月の種まき) |
ポイント | ウイルス病に弱いのでアブラムシに要注意です。また、梅雨など雨が多いときは無駄に生長しすぎてしまうので、できる限り水分を与えないようにすると良いでしょう。屋根付きの駐車場やベランダの片隅でプランター栽培すると、温度や水分の調整も簡単で、害虫も付き難く手軽に育てられます。 |
プランターの準備
水はけがとても重要です。底にあらかじめ網がついてあるものは良いのですが、網がない場合には軽石などを敷きましょう。また、水漏れしないようにプランターの下に引く浅い桶も準備しておくと便利です。 土は家庭菜園用に市販されているものを使うと簡単です。種まきの半月前くらいには1㎡あたり堆肥…800g、有機入り園芸化成250…50g、セルカ…80gを土に混ぜておきましょう。自分で土を作る場合は、有機質が豊富で野菜の栽培に適した黒土を使い、腐葉土や堆肥などを混ぜて作ります。
種まき(は種)
プランターに深さ1cm程のまき溝を2列作り、8cm間隔で種を5~6粒置いて周囲の土をかけましょう。上から軽く押さえて、全体に水をかけます。
やかんはいかん!!水やりは必ずじょうろを使って優しく行ないましょう。
発芽(間引き)
1週間ほどで発芽します。畑で育てる場合は、大きく育てるために本葉が1~2枚の時に間引いて1本立てにしますが、プランターで育てる場合はそのまま密植えで育てるのもオススメです。間引く場合は、間引いたものを別のプランターで育てることも出来ます。(ただし、一度土から抜いたために生育は遅れます)
水やりは成長に応じて午前中に行い、夕方には土が乾いた状態になるようにしましょう。
追肥
間引いてから1週間後頃に葉を大きくするために、土に肥料(園芸化成250を10g以下)を混ぜます。
追肥をするのは1回だけにしてください。肥料を与え過ぎるとえぐ味の原因になります。
収穫
草丈が20cm以上になったら、はさみを使って根元から切り取りましょう。
JA職員の家庭菜園豆知識
収穫後はその日のうちに美味しくいただくのがオススメですが、少し置いておきたいときは出来るだけ水洗いせずにラップで包装しておくと良いでしょう。 また、生で食べる場合は事前にえぐ味がない事を確認してください。えぐ味を感じたら、鍋に入れるなど加熱して食べるようにしましょう。